要 請 書            

司法制度改革推進本部  御中
同顧問会議       御中
同「裁判員制度・刑事検討会」各委員殿
                       2003年5月29日
            市民の裁判員制度つくろう会

1 裁判員制度導入にあたっての報道規制について
 本年3月11日付の制度設計たたき台「裁判員制度について」には、裁判員制度導入にあたって、報道規制をする旨の提案がなされています。
 私たちは、市民が安心して裁判員になれるようにするために、プライバシー尊重、安全の配慮が非常に重要だと考えており、また、現在の事件報道に関しては、人権上また無罪推定の原則に抵触する問題が多いと考えています。
 しかしながら、裁判員制度がよりよい制度として発展していくには、絶えず検証がなされるべきと考えており、法的規制は妥当でないと考えます。
 私たちは、別紙要請書をメディア団体に提出し、意見交換も行いました。私たちの報道規制に関する意見は別紙要請書のとおりですので、是非、私たちの意見を尊重してください。
2 再度のヒアリングを実施してください。
 5月16日、報道規制との関連で、メディア3団体を対象とする臨時のヒアリングが「裁判員制度・刑事・検討会」で行われました。しかしながら、私たちが従前より一貫して市民サイドのヒアリングの実施を要求しているにも関わらず、これを実施せず、メディア団体の要請に対しては直ちにヒアリングを開催する推進本部のあり方には、今後裁判員となっていく市民の意見に耳を傾ける姿勢を持っていないのではないか、との疑問を禁じえません。
 当団体や司法改革国民会議など、これから裁判員になっていく市民の立場からのヒアリングを是非実施すべきです。また、現在11人の市民で議論をしている「検察審査会」の委員経験者や、刑事裁判の当事者である冤罪被害者などのヒアリングがなされないまま、制度設計の議論が進められていることにも大いに問題があると考えます。
 5月16日のヒアリングを最後とすることなく、さらに市民や裁判経験者、検察審査委員経験者等広範な市民各層からのヒアリングを実施することを強く要求します。
                              以 上