■2002年11月30日 連続セミナー第1回
司法改革の焦点・市民参加の社会的意味 〜「裁判員制度」のもたらすものとは〜
〜東京:豊洲文化センター

                              

    講師:主婦連合会事務局長 吉岡初子さん
        カリフォルニア大学日本スタディセンター所長 福来 寛さん
        慶應通信教育本人訴訟原告・NPO法人理事 松本 肇さん
     

つくろう会主催の第1回公開討論会が無事終了しました。参加者は31人と目標50人より少なか
ったものの、和やかでゆったりとした中で分かり易い身近な事例が多数紹介され、一般市民にも
分かり易いセミナーとなりました。
【第1回セミナー概要】
事務局から、連続セミナー開催及び第1回セミナーの趣旨説明とパネラー3人の簡単な紹介が
あった後、先ず主婦連事務局長の吉岡初子氏から、消費者運動を体験して、日本の裁判は結
論が先にあり、無理にその結論に合わせようとするから長くかかるという事を、主に石油ショック
時の灯油訴訟の体験から話され、裁判に市民感覚を入れる必要性を強調されました。
カリフォルニア大学東京スタディーセンタ―所長の福来寛氏は、健全な社会に必要な市民によ
るチェック機構が日本には欠如していると警告され、一件いい加減で危険に見える米国の陪審
裁判が、国家や大企業などの権力に対するチェック機構として機能していることを、マクドナルド
のコーヒー訴訟を例にして分かり易く話されました。
また、慶応大学本人訴訟の経験を有する、NPO法人代表取締役の松本肇氏は、軽妙でユウモ
アを交えながら、日本の裁判制度がいかに市民から遠い存在にあるかを、自身の訴訟経験を通
して話されました。
3氏とも、具体的な事例に基づいて裁判に市民参加が必要である事を話されたこともあり、この
ような集会に初めて参加された方でも裁判員制度の重要な社会的意義を十分理解できたようで
す。この後、会場からの積極的な発言があり、また「裁判員制度・刑事検討会」委員の四宮弁護
士の話も聞けて、極めて有意義なセミナーでした。








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