事務局長の新倉と申します。事務局長は一体何をやってるんだ?というと全体を見て
るだけなんですけれど、私は、皆さんの力でここまできたなということを感謝する係りだ
と思います。6月にこの会が発足したときは会員は100人だったんですね。それが今、
200人まで増えました。今日は450人来られたということでですね、本当は800人ぐ
らい来られるだろうと思ったんですけれど、何分にも天候が良すぎて皆さん外に出かけ
られたんじゃないか、それから日弁連会館というのはどこにあるのか知らないという方
がかなりおられるんじゃないかということだと思うんです。私が言いたいのは、先程裁判
官の方が二人来られましたが、もっともっと裁判官の方がこのような市民の催し物に出
て来られて率直に意見を交換するということが裁判員制度をつくるために、まず欠かせ
ないプロセスなのではないかと強く思いました。私は、最高裁判所にも要請に行きまし
たが、石の廊下を通って、そして窓のない会議室で接見をしまして、今日の集会のビラ
を渡しました。たかだか30枚しか渡してないんですけれど「こんなにたくさんですか・・・」
「こんなにビラをいただいても・・・」とおっしゃられるんですね。最高裁判所の審議官の方
ですが、いかに自分たちが国民から遠いところにいるかということを、その人が非常に柔
和な顔で優しい言葉で、実に恥ずかしいことを告白されたと受け取っております。という
ことは、裁判所にとってこの裁判員制度はある意味黒船なんですね。で、今日も陪審制
度をつくろうという話がありましたが、実は私も陪審裁判が必要だとかねてから思ってい
ます。ところが、いわば江戸幕府に開国をつきつける黒船と同じでありまして、本物の
黒船は江戸に貿易港を開けと要求したわけですが、江戸幕府はとても勘弁してくれと
言うことで、せめて下田ならばということになり、下田が港になったわけです。それとや
っぱり同じような状況にありまして、いきなり全面的に裁判所を市民に開放するわけに
はいかないので、せめて裁判員程度なら、せめて2人ならば、というところだと思います。
やはり下田だけではなくて横浜へ、そして東京港に貿易港を開いていく、これはやはり
市民の普段の努力によって実現するんじゃないかと思います。さらにもう一つ言えば、
制度設計という話が随分出てきますけれど、ちょうど住宅を作るのと同じで、検討会で
は我々国民の注文を受けて制度設計していくのではなくて、実は建売住宅のように、
自分たちの都合に合わせて制度設計を考えているのじゃないかと、つまり建売住宅を
我々が無理やり押し付けられる立場にはないわけですから、ドシドシ、実際に建物の主
である国民の注文に応じて制度設計をするように要求を強めるべきじゃないかと思いま
した。要するに今日は大変お忙しい時に、かつ夏休み中にも関わらず学生たちも来てく
れました。裁判官が疲れているのと同じように、学生たちも忙しく疲れているようです。
そういう疲れを克服して、新しい裁判、a+A+B=CとかDになるとか森野さんはおっし
ゃいましたが、正解はJです。つまりジャスティス、これを実現しなければ意味がないと
思います。本日は大変ありがとうございました。

以上