■総会での司法制度を切実に訴える方々の発言   

片山さん:1997年交通事故で息子をなくしました。証拠開示がまったくなされないものでした。被害者の立場がありません。市民の意見が通る理想の形にしていきたい。昨年裁判官ネットワークのシンポジウムで裁判員になり、議論をしました。とても考えさせられました。一度出した判決で勉強会をひらきました。社会で考えていかないといけません。法律が人を変えてしまうのではなく、法律によって人は生まれ変わる可能性があるということを強調したい。日本は再犯率が高いため低くするにはみんながそれぞれの責任をはたしていかないと。市民があたたかい目をもって社会をつくる必要があります。

 長崎さん:私は一介のサラリーマンです。4年半前痴漢に間違えられ、21日間勾留され、今、裁判をたたかっています。裁判の中で女性は痴漢の手も腕もみていないし、痴漢の手をつかんだわけでもないことを証言しました。しかし裁判官は私を犯人とする証拠が何もないのにもかかわらず、私を有罪としました。今無実を証明するために最高裁でたたかっています。しかし、自分の事件の支援を訴えるために発言しているのではありません。私だけでなくおかしな裁判がおこなわれるなかで、私以外にも多くの人が痴漢えん罪で苦しんでいることを知っていただきたくて発言しています。今、都道府県条例違反として1年間に5000件近くもの人が捕まっています。強制わいせつをふくめたら7000〜8000件にのぼります。ほとんどの人は痴漢の犯人だと思います。しかしほんの一握りではありますが、無実の人が捕まっていることも事実なのです。裁判官が証拠もないのに無実の人間を有罪とする間違った裁判がおこなわれているのです。職業裁判官だけではだめです。3倍以上の市民の入った裁判員制度を私たちの力でつくりあげましょう。ひとりでも多くの市民が声をあげ市民のための裁判員制度を一緒につくっていきましょう。